自分の人生を「正解」にしていくためには、他人の評価や一般的な成功の定義に振り回されず、自分自身の価値観と向き合い、それを軸に生きることが大切です。人生における「正解」は一つではなく、人それぞれ異なるもの。だからこそ、自分にとっての「正解」を見つける旅が必要です。
まず、自分が何に喜びを感じ、何に違和感を覚えるのかを丁寧に観察すること。日々の選択の中で「これは自分らしい」と思える瞬間を積み重ねていくことで、自分の軸が明確になります。そして、その軸に沿って選択を重ねていくことで、たとえ周囲から理解されなくても、自分の中では納得のいく人生が築かれていきます。
また、失敗や遠回りも「正解」に変える視点が重要です。過去の選択が間違いだったと感じることがあっても、それによって得た経験や気づきが今の自分を形作っているなら、それは十分に価値ある「正解」です。人生は常に変化し続けるものだから、今の「不正解」も未来の「正解」に変わる可能性を秘めています。
自分にとって正解と思えない出来事が起こった時、その出来事を正解と思えるようにするためには、その出来事をどう受け止め、そこから何を学び自分の人生を修正していけるかが重要になります。
ことわざに 塞翁が馬 というものがありますが聞いたことありますか?
簡単に説明すると
昔、中国北方の塞の近くに住む老人の馬が塞の外に逃げてしまいました。
人々がなぐさめると、老人は、「そのうちに福が来る」と答えます。
やがて、逃げた馬はすばらしい馬を連れて帰ってきました。
人々が祝うと、今度は「これは災いのもとになる」と語ります。
そして、老人の息子がその馬に乗ったところ、落馬して足を折ってしまいます。
人々が見舞うと、老人は、「これが幸いのもとになるだろう」と答えます。
1年後に戦争となり、若者たちはほとんど戦死しましましたが、
老人の息子だけは足が不自由だったために兵役をまぬがれ、
死なずにすんだということです。
一つの出来事だけに着目するのではなく、辛い出来事があったからこそ今の自分があると思えるようにいつでもそんなことを意識して目の前でおこる出来事を受け入れることができたなら、あなたの人生は大正解となります。
また他人と比べるのではなく、昨日の自分と比べて少しでも前に進んでいるかを意識すること。自分の人生を正解にしていくとは、他者の物差しではなく、自分自身の物差しで生きること。そして、その物差しを信じて歩み続けることです。どんな道でも、自分で選び、意味を見出すことができれば、それは紛れもなく「正解の人生」なのです。

